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【アニメ】『葬送のフリーレン』第三話 感想 ークヴァールは過去のフリーレン!?ー

lp.faint

『葬送のフリーレン』第三話の記事となります。

第二話は、フリーレンがヒンメルの故郷の花、蒼月草を見つけ出したところで終了しました。

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『葬送のフリーレン』の見どころ
情緒的な音楽

Evan Callさんの作る、キャラクターの心情を表したような音楽やシーンに合った音楽などに注目。

繊細で優しいストーリー

所謂、ジェットコースターのように迫力のある熱い戦闘描写や視聴者を泣かせにくるようなシーンなどは少なく、悪く言えば地味に見て取れるかもしれないが、ロードムービー式に話が進んでいく中で表れるフリーレンの気持ちの変化や何気ないシーンでの演出が今作の楽しみ方かと思う。

フリーレンの表情

弟子のフェルンと共に旅をするようになってからフリーレンの表所の変化が見て取れる。

十年間ともに旅をした勇者パーティでも見えなかった表情が、人を知る努力をするようになったことで、話が進むごとにフリーレンのいろいろな表情が見えるようになる。

細かな演出

今作には、セリフのないシーンなどが多数存在している。

そういう時に今画面に映っている物や、キャラクターの小さな動きなどに注目してもらいたい。

セリフで語るのではなく絵で語っているのだ!!

さて、今回も感想文と共に物語やキャラクターの必要性などの理由付けをしていきます。

第三話では80年前に勇者ヒンメル一行が、強すぎて倒せずに封印した魔王軍である『腐敗の賢老クヴァール』という魔族が登場します。

クヴァールは、魔王軍の中でも随一の魔法使いであり、あの勇者ヒンメル一行でも倒せなかったために仕方なく封印した激ツヨの魔族です。

今回の第三話では、その封印の効力が弱まっていき解かれそうになったためフリーレンらが討伐するのですが、クヴァールを倒した後のフリーレンの表情が気になったため、あの表情の意味を考えてみました。

クヴァールは過去のフリーレン!?

いきなり訳が分からないかもしれませんが最後まで見ていただけたら嬉しいです。

第三話ではフリーレンとフェルンが協力し、かつて倒すことが出来なかった強力な敵を倒すという、なかなかに熱いバトルでした。

もともと感情の起伏が少なく、表情の変化も少ないフリーレンですがクヴァールを倒した後の表情は、ちょっと気になるところがあります。

©山田鐘人・アベツカサ/小学館/『葬送のフリーレン』制作委員会

この表情ってどういう感情だと思います?

私が思ったのは、クヴァールに対して【過去の自分】又は【フリーレンの可能性の1つ】を見ていたのではないかと思います。

過去の自分

クヴァールが過去に猛威を振るっていた技『ゾルトラーク(人を殺す魔法)』は当時、防御魔法や装備の魔法耐性をも貫通し人体を直接破壊するという強力な魔法でしたが、人間たちが研究を行い、わずか数年で誰しもがゾルトラークを扱え、防げるものとなっていました。

©山田鐘人・アベツカサ/小学館/『葬送のフリーレン』制作委員会

ゾルトラークを必殺の技としているクヴァールにとっては、かなり痛いことだと思いますが。フリーレンの『大人しくしていれば楽に殺してやる』という言葉も無視し、余裕の表情でフリーレンとフェルンに挑み、結果惨敗しています。

瞬時に魔法防御の弱点に気付いたりなど、もともとの戦闘能力はかなり高いものだと思いますが、今回の戦闘の敗因は恐らく人間の年月を舐めていたからではないでしょうか?

自分の技を数年で解析されて、そこからさらに数十年も経っていると考えると、いかに魔王軍屈指の魔法使いであってもビビりそうなもんですけどね。

やはり長命の魔族やエルフなどの種族は短命の種族を軽視しがちなのだと思います。

これは過去のフリーレンにも言えたことで、ヒンメル達との旅で10年、魔王を討伐してからの50年、約60年と言う人にとっては長い年月にも関わらずこの時間を軽視し、ヒンメルが死亡したことによって後悔してしまった。

そのため、クヴァールに過去の自分又はヒンメル達と出会うことが無かった場合のフリーレンの可能性の1つをみて、あの表情になっていたのではないでしょうか?

と言うのが私の考えです。

クヴァールを倒した際の特に動きもない背景であの横顔を見せられたらやっぱり少し考えてしまいますよね。

皆さんも同じ考えでしょうか?

ここから下は、第三話のちょっとした場面の感想を書いていきますので興味があったら読んでいってください。

第三話『人を殺す魔法』感想 前編 ーヒンメルの死から27年後ー

交易都市ヴァルムへとやってきたフリーレンとフェルン。買い出しを手分けしようと言うフリーレン様子を怪しむフェルンは彼女の後を付けることに。果たしてフリーレンの目的は...。その後、2人はとある村にやって来る。そこにはかつてフリーレントヒンメルが戦った魔族・クヴァールが封印されていた。

©山田鐘人・アベツカサ/小学館/『葬送のフリーレン』制作委員会

フェルンの態度

第二話、蒼月草探索の期間と合わせて約1年くらい時間が経っています。

蒼月草探索の際には、フェルンの言いたいことがフリーレンに言えずヤキモキしてる感じがありましたけど、かなり打ち解けていますね。

フリーレンの表情から何を考えてるか分かるくらいですからね。

愛おしそうに服だけ溶かす薬を見ているフリーレン、可愛い

『路銀だって無駄遣いできないのに...』  2:55付近

手分けして必需品の買い出しをする二人。フェルンの経験上隠し事をしているフリーレンはロクなものを買ってこないため後を付ける

てか、お金ってどうしてるんですかね?

ヒンメル像の掃除+草月草の探索で半年間かけて報酬は、その地での植生を教えてもらう。

ほかに見せている依頼の報酬では魔導書などで、直接お金をもらっているのは第二話でハイターの依頼を受けた際の報酬くらいしか分かりません。

勇者パーティの僧侶ですから相当のお金を受け取ったのか、見せてないだけでここに来るまでの半年間の稼ぎがあるのか?

...これ以上考えるのは野暮ってもんですな。

カギ

フリーレンたちが泊ってる宿のカギです。

©山田鐘人・アベツカサ/小学館/『葬送のフリーレン』制作委員会

やっぱり付いてますよね。

第二話の薬草家のおばあさんの家にはカギが付いていないのは、狙って付けていなかったものと推測されます。

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言語

©山田鐘人・アベツカサ/小学館/『葬送のフリーレン』制作委員会

上の大きな文字は Dessert(デザート)、下の文字はMelcure pudding(メルクーアプリン)と書かれてあります。

少なくとも、フリーレンたちの住む大陸?国?では英語が使われているということですね。

ちなみに、ここでの会話の『メルクーアプリン』と『ルフオムレツ』というのは、検索しても全然ヒットしませんでした。

『あなたが私を知ろうとしてくれたことが、堪らなく嬉しいのです』  8:43付近

フリーレンから初めて誕生日を祝ってもらったフェルン。

なんか...すごい...良いですね。

今考えてみれば、友人や家族の好きな食べ物を私はわかりませんでした。

たぶん、相手も私の好きな食べ物を知らないと思います。

長年一緒にいる間柄でも知ろうと思わないと、知ることは出来ないんでしょう。

私もフリーレンであり、みんなもフリーレンなのだと思う。

後編 ーヒンメルの死から27年後ー

©山田鐘人・アベツカサ/小学館/『葬送のフリーレン』制作委員会

右下に石でできた階段があるじゃないですか?

なんかこういうの想像しちゃいますよね?

この場面の少し前、フェルンがフリーレンに防御魔法の訓練をしてもらっていた時に壊れた家屋がありましたけど、恐らくその家に住んでいた人がここの川で洗濯とかしていたんじゃないかな~?とか想像しますね。

着弾の瞬間に部分的に展開

防御魔法を常時展開していると魔力の消費が激しいため、着弾の瞬間に部分的に展開することが理想と教わる。

スタミナ管理は大事。やっぱり【パリィ】することが理想なんだな。

数多のフロムゲーやソウルライクをやってきた俺ならフェルンより得意かもしれん。

『村を見捨てるほど薄情ではない』  14:34付近

封印したクヴァールの様子を全然確認しに来ないフリーレンに対し、ヒンメルが『つめたいよね~』と語るが、村にフリーレンが来ることを信じていた

ヒンメルはフリーレンの事を信じていたんですね。つめたいと薄情は別ですからね。

ここでヒンメルが空を見上げるシーンがありますが、同じ場所でフリーレンも同じく空を見ることを想像していたんでしょうか?

『油断しないようにね』  16:50付近

クヴァールの封印を解き、戦闘が始まる前にフェルンへ忠告する

過去の強敵相手に『油断しないようにね』という言葉は、いささか疑問が残る。

結果、圧倒的にクヴァールを倒すわけですがフリーレンは、倒せることを確信していたんでしょう。

ていうかクヴァールがそんな強かったのならこいつが魔王で良くね?

『久しいのう、フリーレン』  17:20付近

封印が解かれたクヴァールの第一声

久しい?

意識はあったんですかね?

【Dr.STONE】の石化みたいなもんでしょうか?それとも獄門疆(ごくもんきょう)?

たぶん、フリーレンの封印魔法は『パっ』と封印されるようなものではなく、徐々に石化されるように封印していくタイプのもので、封印中までは意識があったのでしょう。

村周辺にある石

©山田鐘人・アベツカサ/小学館/『葬送のフリーレン』制作委員会

魔除け的なもんなんですかね?

同じものではないですけど、第二話の薬草家のおばあさんの家にも石に模様があるものが置いてありました。

日本にも石神と呼ばれる石を祀る信仰のようなものがあるらしいですが、これも石神みたいなもんなのかな?

王都など広い街では、女神様信仰で小さい村々などではこういう信仰があるのかもしれません。

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