【アニメ】NETflix 独占配信アニメ『ぼくのデーモン』 絵柄からは想像できない重めな世界観
今回紹介するアニメは、2023年11月23日 【NET flix】独占で配信された『ぼくのデーモン』です。
最初は特になにも期待せず1話を観始めたのですが…これが面白いのなんのって。
スタッフ・キャスト
【スタッフ】
原作/脚本
安達寛高(乙一)
日本の小説家であり、特にミステリー、ホラー、ファンタジーのジャンルで知られています。
1978年生まれの乙一は、若い頃から才能を発揮し、1996年に『夏と花火と私の死体』でデビューしました。この作品は彼が高校生の時に書かれたもので、日本のホラー文学界に新風を吹き込んだと評価されています。
監督
Nat Yoswatananont(ナット・ヨッサワッタナノン)
ナット・ヨッサワッタナノン氏はタイのアニメーション業界で著名な人物であり、タイのバンコクに拠点を置くアニメーションスタジオであるイグルースタジオの監督兼CEOとして活躍しています。
アニメーション制作
Studio Igloo(スタジオ・イグルー)
2006 年にイグルー スタジオを設立、その後 2008 年に登録会社になりました。
2018 年のアニメーション映画「ザ レジェンド オブ ムエタイ: 9 サトラ」の公開により、スタジオ・イグルーは注目が集まります。
【キャスト】
橘 剣斗(たちばな けんと)
声優:島袋美由利
橘 薫(たちばな かおる)
声優:折笠富美子
アナ
声優:菊池こころ
北条 楓(ほうじょう かえで)
声優:佐倉綾音
北条 源次郎(ほうじょう げんじろう)
声優:中田譲治
イギス
声優:奥村翔
九重 航矢(ここのえ こうや)
声優:羽多野渉
南部キリコ(復元のデーモン)
声優:宮瀬尚也
あらすじ
舞台は、近未来の地球(2XXX年)。
核の実験場で起きた何らかの事件により、地球と地獄がつながってしまい地獄の粒子(デモニウム粒子)が実験場である砂漠の砂粒に交じり世界中に飛散し、デーモンと呼ばれる生き物が誕生する。
人間たちは、デーモンをDNAレベルで嫌悪するにも関わらず、心優しい少年『橘 剣斗(たちばな けんと)』は、体中に目が付いている四本足の犬のようなデーモン、『アナ』をペットのように家で飼い、心から可愛がっている。
デーモンが誕生して以来、人類はデーモンを駆除するため特殊な機械を使ってデーモンを使役し、デーモンを駆除していたのだが、剣斗とアナはそんな機械を使わずとも心を通じ合わせていた。
学校のクラスメイトや近隣からは気味悪がられるが、幸せそうに暮らしている橘家。
そんな中、とある機関が剣斗とアナを捕獲するため動き出していた…
感想
絵柄からは想像もできない重い世界観で、
『なんだこれは!?』
って思っていたのですが、原作/脚本が【乙一】さんだったんですね。
子供のころ、乙一さんの小説を何本か読んだ記憶がありますが、『名前だけなら知ってる』って人も多いのではないでしょうか?
数々のミステリーやホラー小説を出している乙一さんなら納得です。
※赤字ネタバレ
特に私が好きだったのが、エピソード:4『不浄の魂』でデーモンに襲われた子供を剣斗とアナが助けたのですが、貧困に苦しんでいたその子供は、助けてもらった直後に剣斗とアナを捕獲して機関に売ろうとしたんですよ!!
命の恩人を!!
一切、悪びれる様子もなく。
その後、その子供は懲りずにまた襲われた現場に向かう始末で…
そんな重めな世界観にも関わらず、剣斗とアナの友情にはホッコリさせられる場面もたびたび見られ、最終回では思わず泣いてしまいました。
この作品、バトルシーンもかなり多く、デーモンそれぞれが特殊な能力を持っており、それを駆使して戦うため、ポケットモンスターのような戦いが見れます。
各エピソードでいろいろな能力を持ったデーモンが現れるため、バトルシーンも飽きることがなく
『次は、どんなバトルを見せてくれるのか?』
と、期待させてくれます。
ストーリーも毎回、次が気になる形で終わるため2日で最終回まで見てしまいました。
そんな『ぼくのデーモン』ですが、あまり話題になっていないのが不思議なくらい面白いです。
もし、この記事を読んで興味が沸いてくれた方がいらしたら、ぜひとも一度見てもらって、周りの知り合いにオススメしてみてください。
きっと、ヒーローになれると思いますよ。
ではまた別の記事で。